初心者講習の試験を無事に終え、次のステップへ
教習資格認定証は実際に教習所で銃の取り扱いを練習するために必要なもので、住所地を管轄する警察署に申請し発行されます。
教習資格認定証をもらうには以下の書類等を準備して一次面接調査を受けて審査(1ヶ月程度)を受けてからになります。
<必要書類等>
① 教習資格認定申請書
② 診断書
③ 同居親族書
④ 経歴書(過去10年の職歴、住所歴 )
⑤ 写真(縦3.0mm×横2.4mm)
⑥ 身分証明書 ・・・ 本籍地の市町村で発行してもらえます。
⑦ 住民票
⑧ 講習修了証明書
⑨ 手数料 8,900円(県証紙)
<一次面接調査>
・書類を提出した後、担当警察官から面接を受けます(所要時間1時間程度)
・近辺調査(後日、自分以外の家族・友人・職場の上司、同僚等が直接又は電話で聞き取り調査があります)
8月9日(金)、初心者講習会後すぐに必要書類等を準備しようと試みました。なんせ提出物が多い。
少し準備に苦労した書類等について紹介します。
②診断書
時期がお盆前だということもあり、病院がお休みしているということで準備が遅れました。後に掲載予定の第一種猟銃の狩猟免許申請時にも必要ということで、2枚まとめて診断書を書いてもらうことになりました。
<診断書を書いてもらう医師>
⑴精神保健及び精神障害者福祉に関する法律第18条第1項に規定する精神保健指定医
⑵基本的に精神科、心療内科、神経内科等の精神障害の診断または治療に従事して2年以上の経験を有する医師
⑶診断を受けた者の状況について、当該診断書の作成日より1回以上精神的な又は身体的な状況について診断したことがある医師
精神的な面で異常がないということを証明するための診断書なので精神科等の医師の診断が必要かと思いきやそうでもないということを初めて知りました。
⑶に記載する身体的な状況について一回以上診断したことがあるかかりつけ医等でも診断書を書いてもらえるということです。つまり、風邪等の病気について診断を受けたことがあればOK
ただ、そういう診断書を書いたことがないから書けないという病院についてもあるそうなので前もって電話で確認する必要があります。
値段は1枚2,200円でした。
大きな病院の精神科で初診で書いてもらう場合、値段は1万円前後と高額になるそうなので、かかりつけ医に診断書を書いてもらうことをお勧めします。
④経歴書
過去10年の職歴(期間・勤務先・職務内容)と住所歴(期間・住所)を記載します。
住所歴について、私が引っ越し族で少し特殊なのですが、過去10年の住所地が4ヶ所あり、いつからいつまで住んでいたかを年月で記載する必要があるため、調べるのに苦労しました。
⑤写真
初心者講習会申込みする際の写真とサイズが違うので証明写真をまとめて買うときに、サイズが偏らないように購入したら良いと思います。
以上、申請に関して少し苦労したことを書かせていただきました。
あと、記入書類については、本籍を記載する書類が多々ありましたので、現住所と本籍が違う場合はあらかじめ調べておくとスムーズだと思います。
一次面接調査についてです。
私はてっきり書類を提出しさえすれば教習資格認定書を頂けるものかと思っていました。
書類提出後、一次面接調査を受けることとなりました。
面接内容はだいたい以下のとおりで色々聞かれすぎて全部は覚えていません
・銃を所持する理由(狩猟・有害鳥獣駆除・標的射撃・年少射撃資格者の指導 これ以外は認められない)
・どの種類の銃を持ちたい(初心者はライフル銃を所持できません。)
・射撃練習は月何回する予定か(多ければ高評価)
・銃、銃弾はどこで管理する予定か
・家族は理解しているか
・借金はあるか
・お酒を飲むか、酔ったらどうなるか
・自分はどのような性格か etc…
いざ銃を所持してみないと想像できないような質問、例えば「射撃練習は月何回する予定」は最初の方は濁して回答していましたが、後半になっても数回聞かれ、ハッキリとした予定を決めてほしいと言われました。そうしないと、審査するときに上司の決済がもらえない可能性があるらしいです。
その通りにしなくても聞かれた質問に対しては、予定でも構わないので具体的に答えなければ悪い印象を与えるような感じでした。
近辺調査についてです。
近辺調査は家族、近所の住人、知人、職場の人の中から4、5人選んでその人たちの氏名、住所、連絡先、関係について所定の様式に記入し提出します。
後日、担当警察官が選ばれた人に直接面会又は電話で調査します。
管轄警察署から離れている住所の人に対しては電話で対応したいと言っていました。
以下、友人がマメに聞かれたことをメモしていたので参考に記載します。
・あなたの名前と住所、職業、就職先(友人の)
・申請者と何で知り合ったか
・申請者はいつから現住所に住んでいるか、家族構成
・申請者の家には家族以外に頻繁に出入りする人はいますか
・申請者は家を空けることはありますか
・申請者の家庭間、親族の揉め事などありますか
・申請者の性格について
・申請者は悪い人、暴力団との関係はありますか
・申請者のお金遣いは荒くないですか
・申請者はギャンブルはしているか
・申請者は借金をしているか
・申請者に精神障害はないか
・申請者は違法薬物などはしていないか
・申請者はお酒を飲むとどうなりますか
・申請者の不安な言動はありますか
・申請者に自殺企図はあるか
・申請者の親族についても上記内容で気になることはないか
・申請者が銃を持つことに対してどう思うか
私の友人は優秀ですね。ほぼ内容を覚えているようです。
長々と記載してきましたが、教習資格認定を得るためには必要書類等の提出、一次面接調査をクリアしなけらばなりません。
審査については1ヶ月ほどかかるとのことです。
今後、銃の所持許可申請をする際も、1ヶ月くらいかかると言われました。
狩猟するにはかなり前もって計画して行動しないとだめだと感じました。
次回は、『猟銃所持・狩猟までの道のり④(第一種猟銃 狩猟免許の申請)』について書きます
銃砲所持と並行して勉強している『第一種猟銃」の狩猟免許の申請・事前講習会・試験・合格発表について記載します。
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