今年度4回行われたビギナーハンターズセミナーも、今回でいよいよ4回目。
最終回のテーマは「忍び猟の体験」だった。
参加者は十数人。
それぞれ講師の先生につき、1組4人ほどの少人数で行動する。
4回目ともなると、顔も覚えてもらえてきて、
信頼関係ができてきたおかげか、行動の自由度も少し上がったように感じた。
🦌【忍び猟スタート】
林道を進んでいる途中、
一本脇に伸びる道があり、組の中の2年目の猟師が一人でその道に入っていった。
そのまま、講師を含む残りの3人は林道を進む。
しばらくすると無線が入る。
「鹿の群れを見た」
急きょ進路を変え、
その猟師が向かった側の尾根へと進むことになった。
雪はざらめで表面は固いが、積雪量はかなりある。
かんじきを履かないと前に進めない状況だった。
傾斜はきつく、足場も悪い。
非常に歩きにくい斜面を、黙々と登っていく。
🟧【山の中で見えたもの】
尾根付近まで登ると、
200〜300m先の山の中腹に、その猟師の姿が小さく見えた。
オレンジ色の狩猟ベストは、
やはり山の中でもよく目立つ。
どうやら鹿の群れは、
僕たちが登った山とは反対側の山へ移動したらしい。
「しまったな」と思ったが、
講師は冷静だった。
「あっちの山は、もし獲物が取れなかったら
このあと巻き狩りをしようと思っていた場所なんだ。
それなら、後で取れるかもしれないね」
それよりも、
「こっち側には獲物の気配がない」
その確認ができたことの方が大事だと言う。
一日の流れを考えた判断。
さすがだな、と素直に思った。
結局、忍び猟では大きな成果はなく、山を下りることになった。
🍙【昼食と次の狩りへ】
昼ごはんを食べながら、次の巻き狩りの説明を受ける。
狩猟をしていると、
ゆっくり腰を下ろして昼ごはんを食べることは案外少ない。
時間が惜しいのか、
それとも単に余裕がないのか。
今日の巻き狩りの場所は、
前回・3回目に行った場所と同じフィールド。
忍び猟の際に見た鹿の群れが、
その山に入っている可能性もある、とのことだった。
🧍♂️【今回は「待ち」担当】
今回は、待ちを担当することになった。
待ちといえば、
定位置についてじっと耐えるだけで、
あまり疲れないイメージがあった。
……が、
配置されたのは待ちの一番奥。
そこまで移動するだけで汗をかいてしまった。
あと3人ほど待ちを配置する地点まで来た頃、
巻き狩りの範囲とは反対側、後ろの山から
「ピィ〜」と鹿の鳴き声が聞こえた。
「これ、さっきの鹿じゃないか?(笑)」
そんなことを言いながら、とりあえず巻き狩りを開始。
❄️【静かな待ちの時間】
定位置について待機。
序盤は体も温かく、
日も少し出ていたので、
雪景色を眺めながら冷え切った缶コーヒーを飲んでいた。
後半になると、
雪の上に座っているせいでお尻がとにかく冷たい。
「猟師が腰に毛皮を下げているのって、
こういう時に役立つんだろうな」
そんなことを考えながら、ひたすら耐える。
途中、狐が姿を見せた。
狐も狩猟鳥獣だな、と思いつつ、
今回の獲物ではないので見送る。
無線では、
「この範囲にカモシカがいるから注意してほしい」
という連絡も入った。
🦌【結果と反省】
古い鹿や猪の痕跡はあったものの、
今回の巻き狩りで獲物を取ることはできなかった。
あの鹿の群れは、
後ろの山に身を潜めていたのだろう。
獲物の行動を予測し、
狩りのポイントを決める。
その予測が外れた、
まさにそんな瞬間だったと思う。
やはり、狩りは難しい。
✍️【おわりに】
今日も今日とて、足腰を酷使した一日だった。
毎回、足が攣りそうになる。
それでも、
今年も無事にビギナーハンターズセミナーを終えることができた。
今年はかなり山を歩けたし、
獲物もとりあえず取ることができた。
自分なりに、レベルアップを実感している。
2月15日で狩猟期間はいったん終わるけれど、
2月いっぱいは猪・鹿ともにいける。
ラストスパート、
もうひと踏ん張り頑張ろう。

コメント