今夜はスーパームーン。
空を見上げると、まるで手を伸ばせば届きそうなくらい大きくて明るい月が浮かんでいた。


妻は「満月の夜は頭が痛くなる」と言う。
なんだか不思議な話だけれど、ちょっと気になって調べてみた。
スーパームーンとは、1年に12回か13回ある満月のうち、地球に最も近づいたときに見える満月のこと。
見かけの直径は通常より約14%も大きく見えるらしい。
確かに今夜の月は、いつもよりも存在感があった。
そんな特別な夜に、妻が頭痛を訴える。
「満月のせいかな」と半分冗談で言っていたけれど、気になって調べてみると、どうやら満更でもないらしい。
月の引力は潮の満ち引きに影響するほど強い力を持っていて、人間の体内の水分にも少なからず影響を与えるそうだ。
血流が促進されて血管が拡張しやすくなり、それが偏頭痛を引き起こす可能性があるのだとか。
さらに、満月の明るい光も睡眠や自律神経に影響を与えることがあるという。
偏頭痛のときは、身体を動かすと痛みが悪化しやすい。
光や音を避け、暗く静かな部屋で休むのがいいらしい。
冷たいタオルでこめかみを冷やすのも効果的だそうだ。
予防としては、満月の前には睡眠をしっかり取ること。
日頃からの体調管理――バランスの取れた食事、適度な運動、そして無理をしない生活リズム。
結局は基本的なことがいちばん大事なんだと思う。
僕自身は今のところ満月による不調を感じたことはないけれど、こうして改めて調べてみると、
「月と人の関係」って思っていた以上に奥が深い。
昔の人が月を神聖なものとして崇めたのも、なんとなく分かる気がする。
スーパームーンの夜、妻の頭痛をきっかけに月と人の不思議なつながりを考えた。
次の満月も、ちょっとだけ意識して空を見上げてみようと思う。

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