冷たい風に少し冬の気配を感じる朝。
猟期を前に、湖の様子を見ておこうと思い立ち、下見に出かけた。
昨年とは違う景色が広がっていて、季節の移り変わりを肌で感じる一日になった。
今日は猟期前の下見に湖へ行ってきた。
昨年度は猟期が終わる1か月前くらいから活動を始めたこともあり、
その頃にはもうホシハジロや、狩猟鳥獣ではないバンなど、
数えるほどしか泳いでいなかったのを思い出す。
ところが今日は、様子がまるで違った。
カルガモやマガモなど、味の良いとされるカモたちが大群で水面を泳いでいた。
見ているだけでわくわくしてしまうほどの数。
猟仲間に連絡してみると、
「食べられるやつしかおらんやん」と驚いていた。
どうやら会社の前の溜池もマガモのパラダイス状態らしく、
双眼鏡でバードウォッチングを楽しんでいるらしい。
住宅街なので銃は撃てないが、観察するだけでも十分楽しいようだ。
ただ、カルガモ以外のカモは渡り鳥で、
今まさに渡ってきたばかりの時期。
そのため、ほとんどの個体がまだ痩せているとのこと。
確かに、長距離を飛んでくるのだから体力を使い果たしているのも納得だ。
おそらく、冬の餌が少なくなる前が一番脂がのって美味しい時期なのだろう。
11月15日の狩猟解禁日には、
「こんなに猟師がいたのか」と驚くほど人が集まるらしい。
出遅れるとカモがいなくなってしまうのでは…と、
少し焦る気持ちもある。
それでも、今日は下見のつもり。
秋の山には冬眠前のクマも動き回っていると聞くから、
あたりを見渡しながら、慎重に足を進めた。
冷えた空気と、湖面を渡る風。
静かな自然の中に身を置く時間は、やっぱり格別だった。
猟期が始まるのが待ち遠しい。
安全第一で、今年も自然と向き合っていこうと思う。
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