猟期が終わったあと、猟友会の打ち上げに参加した。
その場で先輩猟師たちから色々な話を聞くことができた。
ここでは、筆者が 「これはタメになった」 と思った内容を、忘れないうちに書き殴っておこうと思う。
スライドアクション銃でクレー射撃の大会に出ていた人
筆者は スライドアクション式の銃を使っている。
打ち上げの席で聞いた話の中で印象に残ったのが、
スライドアクション銃で県大会のクレー射撃に出ていた人がいたという話。
クレー射撃には、例えば ダブルトラップのように
一度に2枚のクレーが飛び出す競技がある。
自動銃(セミオート)なら
- 引き金をポン
- もう一度ポン
と撃てば 2発連続で発射できる。
しかしスライドアクション銃の場合は
- 1発撃つ
- スライドを引いて排莢・装填
- もう一度狙って撃つ
という リロード動作が必要になる。
当然ながら、かなり不利だ。
それでもその人は、
そんなハンデがある中で スライドアクション銃で標的射撃が非常に上手かったという。
これは自分が目指してきたレベルでもあり、
かなり励みになる話だった。
獲物を取った後の解体道具の話
打ち上げでは 解体道具の話も色々聞けた。
実際に経験している人の話はとても参考になる。
骨を切るノコギリ
骨切り用のノコギリについて。
市販の 刃が粗いタイプは正直あまり良くないらしい。
むしろ
パイプカッターのような細かい刃のノコギリ
の方が良いとのこと。
理由は単純で、
- 粗い刃 → 内臓や筋肉に刃が当たりやすい
- 細かい刃 → きれいに切れる
という違いがあるからだそうだ。
ナイフの形状
ナイフについても興味深い話があった。
ポイントは 刃先の形。
剣先にアール(丸み)がかかっているナイフの方が
- 皮剥ぎ
- 内臓出し
の作業がしやすいらしい。
逆に、
刃渡りが長いナイフ
は見た目は格好いいが、
実際の作業では 使いにくいことも多いとのことだった。
ナタの音問題
ナタを 木の鞘に入れて歩くと、
カタカタ…
という音が鳴る。
この音で 獣が逃げる可能性があるらしい。
そのため、音を鳴らさない工夫が大事とのこと。
例えば
- ナタの柄を肘置き代わりにして固定する
- ビニールテープを巻く
- 磁石で固定する
など、色々な工夫をしている人がいるらしい。
実際、
鞘に収まったナタの柄を肘で押さえて音を消す技を持っている人もいた。
こういう小さな工夫が、経験の差なのだろう。
勢子として必要な能力
来季からは、
勢子として動く機会が増えそうだ。
その中で、自分に足りないと感じた能力もいくつかあった。
例えば、
- 地形を把握する能力
- 無線で待ちに状況を伝える能力
- 獲物の進行方向を読む力
さらに重要なのが、
待ちの再配置を判断する能力。
- 獲物がどこへ進んでいるか
- どの待ちを動かすべきか
- どのラインはもう抜けたのか
これを瞬時に判断できるようにならないといけない。
まだまだ経験不足だと感じた。
巻狩りの本当の面白さ
巻狩りの面白さは
自分が撃つことだけではないらしい。
むしろ、
- 獲物を誘導する
- 思った通りのルートに追い込む
- 待ちに仕留めさせる
これが ゲームのようにハマった時が一番面白いという。
今の自分には、まだ
狩り全体を仕切る技量がない。
だからこの感覚は、
まだ味わえていないのかもしれない。
地図アプリだけに頼らない
最近は便利な 地図アプリがある。
ただ、そればかりに頼っていると
- 地形の理解
- 山の感覚
が育たないという話もあった。
理想は
「この方向へ歩けば帰れる」
という感覚を持つこと。
地図は確認程度にして、
あとは 五感で山を感じながら歩く。
それも大事な経験だと思った。
山が好きな人の一年
山が好きな人は、
一年中山に関わっているらしい。
例えばこんなサイクル。
- 春:山菜取り
- 夏:川釣り
- 秋:きのこ取り
- 冬:狩猟
この流れで山に通えば
- 地形も覚えられる
- 季節ごとの山を知れる
- 一年中山と関われる
確かに理想的な付き合い方だと思った。
まとめ
猟期の打ち上げは
ただの飲み会ではなく、
経験者の知恵が集まる場所でもある。
今回聞けた話の中でも
- スライドアクション銃の射撃の話
- 解体道具の選び方
- 音を消す工夫
- 勢子の役割
- 山との付き合い方
など、学ぶことは多かった。
来季は
これらの話を少しでも実践できるようにしていきたい。

コメント