秋晴れの空の下、今年も町の恒例イベント「町民の集い」が開催された。
朝から町の役員や自警団が準備を進めるなか、僕も焼き物担当として参加。
食べて、飲んで、笑って、そしてなぜか競技まで――そんな賑やかな一日になった。
今年の「町民の集い」は、焼鳥やフランクフルト、豚汁に餅つき大会と、まるで秋祭りのような賑わいだった。
僕は自警団として、U字溝のスミで焼き物を担当。
次々と焼き上がるフランクフルトや焼鳥の香ばしい匂いに包まれながら、つまみを片手に一杯。これがまた最高だった。
一段落してからは、公民館の中で家族と一緒に昼食をとりながら、プログラムを眺めて過ごした。
展示コーナーには、形の整った農産物や味のある絵画が並び、どれも地元とは思えないほどのクオリティ。
続いては、80歳を迎えた町民への記念品贈呈。こういう温かい催しが、田舎の良さだなと感じる。
そして次は「りんごの皮むき大会」。
最初は誰も手を挙げず、空気が少し重かったけれど、ノリで参加してみることに。
有志18人で3回の予選を行い、決勝6人で1位を争うという本格的なルール。
制限時間は1分30秒。どれだけ長く皮を切らさずに剥けるかで勝負が決まる。
予選では1m7cmで1位通過。
綺麗に剥けたけれど、時間を余らせてしまい、皮の幅を少し太くしすぎたのが反省点。
決勝では、りんご選びの時点で出遅れ、小ぶりで形の悪いものしか残っていなかった。
それでも、皮の幅を細くし、机ギリギリで皮が暴れないよう意識して剥いていく。
結果、1m25cmで見事優勝! 2位のおばちゃんとはわずか2cm差。去年の優勝者らしいので、なおさら嬉しかった。
優勝賞品は金券3000円分。
さらにその後のビンゴ大会でも飛び賞で金券3000円分が当たるという幸運ぶり。
まさに「収穫の秋」そのものだった。
焼きながら飲んで、遊んで、賞品までもらって……。
こういうゆるくて温かい時間が、田舎ならではの良さなんだと思う。
一日通して眠気との戦いでもあったけれど、心地よい疲れと満足感が残った。
来年は1m30cmを目標に、りんご皮むき連覇を狙いたい。
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