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🏷️7年ぶりに献血センターへ行ってきた

午前中、ぽっかり時間が空いた。

外は少しひんやりしていたけれど、気分は悪くない。

なんとなく思い立って、7年ぶりに献血センターへふらっと立ち寄ってみた。

特に大きな理由はないけれど、誰かの役に立てるなら――そんな気持ちだった。

受付で手続きを済ませ、さっそく問診へ。

最近の飲食や睡眠、体調の変化、過去の病歴、不特定の性行為の有無まで、タブレットを使って細かく入力する。

献血後に配られた注意チラシにも「6ヶ月以内の不特定の性的接触(同性も含む)」「薬物」「エイズ陽性」などの確認項目がしっかり書かれていて、輸血される側としては本当に大事な情報なんだと改めて感じた。

検査では血圧測定と、指先を“ぱちん”と刺して血液濃度のチェック。

献血前には脱水予防としてコップ2杯以上の水分を必ず摂るように言われる。

センター内の自販機はフリードリンクで、飲み放題。

さらに普段朝食を抜いている私は、「お菓子を2個以上食べてください」とスタッフさんに言われた。もちろんこれも食べ放題。

もしかしたら、この“飲み食べ放題”を目当てに来ている人もいるのかもしれない。

今日は400mlの全血献血。

200mlの献血や、必要な成分だけ抜いて血を戻す「成分献血」もあるらしいけれど、手術などで必要とされる量を考えると、全血の需要が大きいそうだ。

採血室に入ると、10台ほどの献血台が並んでいた。

満席というほどではなく、人はまばら。

改めて思うけれど、普通の日常生活の中で“献血に行こう”とわざわざ思う人は多くないのかもしれない。私もその少数派の一人なんだろう。

注意事項を確認して献血スタート。

400mlはだいたい15分ほど。

その間、失神防止の「レッグクロス体操」をし続ける。

足を組んで太ももをギュッと締め、お尻とお腹に力を入れ、つま先を伸ばす。

5カウントで力を入れて、5カウント脱力。

これを左右1セットずつ、終わるまでずっと繰り返す。

「本当に効果あるのかな?」と思いながらも、倒れて救急車呼びたくはないので大人しく従う。

献血が終わったあとは、10分以上の安静時間。

車で来ていたので念のため30分ほどゆっくり過ごし、自由に飲み物を飲みながら過ごした。

終わった後の体調は特に変わらず、一安心。

ふと気になって自分の血液量を調べてみた。

体重の約8%が循環血液量らしく、

70kgなら約5.6L、60kgなら4.8L、50kgなら4.0L。

400mlというと、50kgの人だと約10%にあたる。急速に20%を失うとショック状態に、30%を失うと命の危険があるとか。

そう考えるとなかなかの量だ。

しかも、献血で失われた赤血球量が元に戻るには約1ヶ月かかるらしい。

回復を助けるには、水分補給、鉄分の多い食事、そして数日は高負荷トレーニングを控えることが大切とのこと。

今日の献血をきっかけに、半年に一度くらいのペースで定期的に続けてみるのもいいなと思った。

理由はいつも“なんとなく”でも、誰かの役に立つならそれで十分だ。

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