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仕事・狩猟・家庭で考えたリーダーシップの話

🪶【導入文】

少し落ち着いた時間が取れたある日、

リーダーシップについて話を聞き、考える機会があった。

仕事の場面だけでなく、

狩猟の仲間と山に入る時や、家庭で一家の大黒柱として立つ時にも

通じるものが多い内容だったので、

忘れないうちに記録として残しておこうと思う。

📖【本文】

そもそも「リーダーシップ」とは何か。

調べてみると、その定義は研究者の間でも微妙に異なっているらしい。

一般的には、

・指導者としての地位や任務

・能力や判断力、行動力

といった要素が挙げられることが多い。

さらに、

人事やリスク管理などのマネジメントも

広い意味ではリーダーシップの一部だとされている。

一方で、印象に残ったのは

「目に見えない力」に着目したリーダーシップの考え方だった。

それは、

  1. 個人の心に直接働きかけ
  2. 知識を与え
  3. 考え方や方向性を示し
  4. 動機づけによって人や組織を動かす

というもの。

命令やルールだけで動かすのではなく、

一人ひとりの内側から行動を引き出す、という考え方だ。

ここで出てくるのがマネジメントとの違い。

マネジメントは、

決まり事を作り、管理し、統制することで

組織を合理的に動かす方法論。

これはこれで非常に有効で、

特に人数が多い組織では欠かせない。

ただ、マネジメントだけだと

「やらされている感」が出やすいのも事実だと思う。

理想的なのは、

リーダーシップによって個人の心に働きかけ、

そのうえでマネジメントのルールに沿って

自発的に行動してもらえる状態。

自分の意思で動いているからこそ、

柔軟な判断ができ、モチベーションも高い。

結果的に、

その団体全体の活動効率が上がるのは明らかだと感じた。

では、

「この人についていこう」と思われるリーダーの資質は何か。

挙げられていたのは、次の3つだった。

① 能力

状況判断力、意思決定力、行動力が高いこと。

② 人格・人間性

感情をコントロールできる

人の悪口を言わない

嘘をつかない

③ 一貫性

相手や状況で態度を変えない

誰に対しても同じ姿勢で接する

物事を継続してやり通す

どれも当たり前のようで、

実際にやり続けるのは簡単じゃない。

この3つを補うためには、

「演出」や「表現」も有効だという話もあった。

まだ理想に届いていなくても、

相手に認識してもらうことは大切。

ただし、自己研鑽が大前提なのは言うまでもない。

耳の痛い話でもあり、

同時に前向きになれる話でもあった。

また、個人を指導する方法として

ティーチングとコーチングの違いも印象的だった。

ティーチングは、

「こうしなさい」と教える受動的な方法。

教える側の力量に大きく依存する。

一方、コーチングは、

質問を投げかけ、相手に考えさせる方法。

教える側と教わる側が対等で、

双方の意見から新しい気づきが生まれる可能性がある。

リーダーには、

こちらの方が求められる場面が多いのだろう。

話を聞きながら、

結局のところリーダーシップとは

技量とコミュニケーション能力の積み重ねなのだと感じた。

一朝一夕で身につくものではない。

だからこそ、日々の研鑽が欠かせない。

仕事でも、山でも、家庭でも。

同じ姿勢で向き合っていきたいと思った。

🌿【締めの一言】

立場が人を育てるのではなく、

日々の積み重ねが立場にふさわしい人を作る。

そんなことを考えさせられた一日だった。

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