――積雪地域ならではのメリットと落とし穴
北陸で狩猟をしていると、
どうしても「雪」という存在を切り離して考えることはできない。
積雪のある地域の狩猟について考えると、
真っ先に思い浮かぶのは、やはり足跡の見やすさだ。
積雪地域の狩猟のメリット
雪が積もると、鳥獣の足跡がはっきりと残る。
- どこから来て
- どこへ抜けたのか
- 単独なのか複数なのか
こういった情報が、
目で見て直感的に分かる。
さらに、
足跡の新しい・古いの判断もしやすい。
これは、雪の降らない地域で狩猟をしている人からすると、
かなり大きなアドバンテージだと思う。
ある程度雪が積もると、
獣の移動速度も落ちる。
逃げられても、
地形や条件次第では追いつける場面があるのも事実だ。
そんなことを考えると、
雪が降らない地域の狩猟って、
見極めが相当大変なんじゃないか
と、ふと思ったこともある。
「雪が降りすぎる」という弊害
ただし、
先日かなり雪が積もった日、
その考えは一気にひっくり返された。
その日は、
本来予定されていたビギナーズセミナーが延期になるほどの大雪。
「これはさすがに厳しいな…」
と感じるレベルだった。
雪が降りすぎると、
一気にデメリットが顔を出す。
積雪が多すぎる日の現実
まず、
狩猟場所まで車で近づけない。
結果として、
- 歩く距離が一気に増える
- 体力を削られる
- 時間もかかる
単純に雪が深いと、
カンジキを履かないと話にならない。
これだけでも、
狩猟のハードルはかなり上がる。
さらに厄介なのが、
足跡の判断が逆に難しくなること。
前日に山に入った痕跡が、
新たな積雪で完全に埋もれてしまう。
そうなると、
- 新しい足跡なのか
- 古い足跡なのか
その判断自体ができなくなる。
加えて、
自宅周りや作業車両の除雪にも時間を取られる。
「今日は猟に行こう」と思っていても、
そもそも準備段階で一日が終わってしまうこともある。
雪が少ない地域の狩猟を想像する
一方で、
雪があまり降らない地域の狩猟を想像してみる。
狩猟期間中、
よほどの土砂降りや荒天でない限り、
- 天候に左右されて出猟できない
- 雪で移動できない
といった制限は少なそうだ。
ただその代わり、
足跡は見えにくくなるし、
ダニ問題などの別の悩みも多そうだと感じる。
結局、どこが一番いいのか
こうして考えてみると、
狩猟に「完璧な地域」なんて存在しない気がする。
- 積雪地域には積雪地域の強みと弱み
- 雪のない地域には別のメリットとリスク
どちらが良い、悪いではなく、
環境に合わせた狩り方があるだけなんだと思う。
それでもふと、
一番狩猟に適している地域って、
どこなんだろう?
そんなことを考えてしまう日がある。
答えはきっと出ないけれど、
こうして環境の違いを考えるのも、
狩猟の楽しさの一部なのかもしれない。
必要であれば、
- 「積雪量別の狩猟スタイル」
- 雪が少ない年/多い年の違い
- 初心者が雪山で注意すべき点
このあたりを続編として書くこともできます。
シリーズ化、かなり相性いい内容ですよ。

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