今年はJAアグリで長茄子と水なすの苗を購入し、ハウスの中で育ててみました。
ナスは「水と肥料をよく食う野菜」とよく言われますが、実際に育ててみると本当にその通りでした。
実がなかなか付かなかったり、実がボコボコになったり、葉っぱの裏に虫のフンを見つけたり…。
順調なことばかりではありませんでしたが、そのたびに原因を調べ、育て方を工夫することで少しずつ収穫できるようになりました。
今回は苗を植えてから最近までの栽培の様子を体験談としてまとめます。
JAアグリで長茄子と水なすの苗を購入
今年育てたのは
- 長茄子
- 水なす
の2種類です。
苗は近くのJAアグリで購入しました。

雨除けにもなるので今年はハウス栽培に挑戦。
支柱を立て、二本仕立てで育てることにしました。
最初は一本の支柱だけで管理し、二股に分かれた枝を八の字でゆるく固定。
園芸では「しっかり固定するもの」と思っていましたが、ナスは風で少し揺られることで茎が丈夫になるそうなので、締め付け過ぎないよう意識しました。

順調に大きくなるけど分からないことだらけ
植え付け後は順調に成長しました。
しかし育てていると、
「このわき芽は取る?」
「分岐より下の葉っぱは切る?」
「二本仕立てなのにさらに枝分かれしてきたけどどうする?」
など分からないことが次々出てきます。
その都度調べながら管理しました。
結果として、株の中心が混み合う枝や不要なわき芽は整理し、風通しを良くすることを意識しました。
以前の自分なら植えっぱなしだったと思いますが、今年は葉かきの大切さを実感しました。
紫色の花が咲き始めた
しばらくすると、きれいな紫色の花が咲き始めました。
ハウスなので、
「花を揺らせば受粉しやすいのかな?」
と思い調べると、ナスは自家受粉する植物なので、軽く振動を与える程度なら受粉を助けることもあるそうです。
毎日様子を見るのが少し楽しみになってきました。
少しずつ実が付き始める
最初は株を充実させるため、実を付け過ぎないように管理しました。
株も腰の高さくらいまで成長し、途中から支柱を一本追加。
枝が折れないよう支えながら育てました。
花は咲くのに実がならない…
ところが途中から少し様子が変わります。
花は咲いている。
花も落ちない。
それなのに実が増えません。
最初は原因が分かりませんでしたが、調べてみるとハウス栽培では高温になることで受粉しにくくなることがあるそうです。
そこで、
- ハウスの戸を開ける
- 風通しを良くする
- 温度が上がり過ぎないようにする
ことを意識しました。
ハウスは雨除けには最高ですが、高温対策は必要なんだと勉強になりました。
実がボコボコに…原因は水不足?
ある時できたナスを見ると、表面が少しボコボコしていました。
ちょうどその頃、
水やりを2日ほど忘れてしまい、
追肥も1〜2週間ほど空いていました。
調べてみると、水不足や肥料不足によって実が奇形になることがあるそうです。
その後、水をしっかり与え、追肥も行うようにすると、新しくできる実はきれいな形に戻りました。
「たまたまかな?」
とも思いましたが、本当に改善したので、水と肥料の大切さを身をもって感じました。

葉っぱの裏に黒い粒…
ある日、葉っぱの裏を見ると小さな黒い粒がたくさん付いていました。
最初は病気かと思いましたが、よく見ると虫のフン。
葉も食べられていたので、小さなイモムシが潜んでいました。
葉の裏まで確認する習慣ができたのも今年の収穫です。

ようやく収穫!
少しずつ実が付き始め、収穫できるようになりました。
人生初の収穫というわけではありませんが、自分で育てたナスを食べるのはやっぱりうれしいものです。
以前、収穫が遅れてしまい、皮がゴムのように固くなったナスを食べたことがあります。
その経験があったので、今回は若いうちに収穫することを意識しました。
採れたては皮が驚くほど柔らかく、本当においしい。
最近のお気に入りは、
ナスをレンジで温めて、
自家栽培の大葉を刻み、
ポン酢をかけるだけ。
本当にこれだけです。
シンプルだからこそナスそのもののおいしさが分かります。
これは本当にどれだけでも食べられます。
育てて感じたこと
今年育てて一番感じたことは、
ナスは本当に水と肥料をよく食う野菜だということです。
少し管理を怠るだけで、
- 実の付き方
- 実の形
- 生育スピード
が目に見えて変わります。
逆に、水と肥料をしっかり与えるだけで株は素直に応えてくれました。
そしてもう一つ学んだことは、
葉っぱを整理することの大切さです。
以前は植えたらそのまま育てっぱなしでした。
しかし今年は、混み合った葉を少しずつ取り除いて日当たりと風通しを良くすることを意識しました。
その方が株の中まで光が入り、病害虫も見つけやすくなります。
家庭菜園は植えたら終わりではなく、途中の管理が大切なんだと実感しました。
また近所では露地栽培でナスを育てている方もいました。
見比べていて思ったのは、露地栽培のナスはハウスほど高温にならず、常に風が当たるためか、自分の株より実付きが良いように感じました。
実のサイズは少し小さいようにも見えましたが、それは気のせいかもしれません。
その代わり、葉っぱは虫に食べられて穴だらけ。
ハウス栽培でも多少虫食いはありましたが、露地ほどではありませんでした。
また、ナスは風で揺られることで株が丈夫になることも知りました。
支柱へ固定するときも、八の字でふんわり縛る理由はそこにあります。
こう考えると、株を丈夫に育てるという点では露地栽培にもメリットがあるのかもしれません。
ハウスにも露地にも、それぞれ良いところと大変なところがあることを実感しました。
まとめ
今年のナス栽培は、本を読んだり動画を見たりするだけでは分からないことをたくさん経験できたシーズンになりました。
水や肥料の管理で実の形が変わること。
ハウスは虫が少ない反面、高温対策が必要なこと。
風通しを良くするための葉かきや整枝が株の生育に大きく影響すること。
そして、採れたてのナスは皮が驚くほど柔らかく、シンプルにレンジで加熱して自家栽培の大葉とポン酢で食べるだけでも十分ごちそうになること。
育ててみて初めて分かることばかりでした。
家庭菜園を続けていると、「もっと楽に」「もっとたくさん収穫したい」と自然に考えるようになります。
自分の目標は、ズボラでも育てやすく、それでもたくさん収穫できる方法を見つけること。
今年学んだことを来年に生かして、さらにおいしいナスを育てたいと思います。
まだ株は元気なので、これからも水と肥料をしっかり与えながら管理を続け、シーズンの終わりまで長茄子と水なすの収穫を楽しみたいと思います。

コメント